姉に反対されて子猫たちのTNRを断念。さぁ、里親探しだ~!ということになったのですが・・・
TNRってなあに?という方は⬇️こちらをご参照ください。
TNRについて | NPO法人 Happy-Wildcats
さて今回は、その里親探しがどんなふうに進展していったのかをお話ししたいと思います。
ある考えがムクムクと・・・
姉に説得されてTNRを断念し、三匹の子猫たちはもといた場所に戻すのをやめて、里親さんを探してあげることにしました。
・・・が、そのころからわたしの中では、“ある考え” がムクムクと頭をもたげてきたのです。
その考えとは・・・
はいっ!そうです。
三匹のうちどの子か一匹をうちの子にする、という考えです。
もうねぇ、やられましたね(←やっぱりね)笑
だってもう、かわいくて・・・😍
で、そのことを家族に話したら・・・
反対されました。夫にも、息子たちにも⤵︎⤵︎⤵︎
家族が反対した理由 その1
- うちには鳥(インコ)がいるから→鳥にとって猫は天敵!
そのころ、うちには先住さんのセキセイインコがいたんです(いまもいます)。
そこに新たに猫を迎え入れたら・・・ふつうに考えたら、恐ろしいことがおきますよね。
小鳥ちゃんは猫ちゃんの胃袋に消えちゃうかも。ひえ~ッ!😱
ですからいちばん最初に、実家の子猫たちをうちに連れてきたいと言ったときには、夫に反対されたんです。
「猫なんか連れてきてどうするよ。鳥がいるのに(怒)」と💦
でもそれは、避妊・去勢手術をするまでの一時的な保護なら、という条件つきだったんです。
実家の物置に住みついた野良猫が2年続けて子どもを産むなんて、予想もしていませんでした。
でももし、そのままわたしたちがまったく関与せずに放置したら、実家は「多頭飼育崩壊」になる可能性があるとわたしは考えました。
なぜなら、現に弟は前の年に生まれた三匹に加えて、2年目に生まれた三匹も自分で飼うと言い出したからです。
さらに不安な点として、犬や猫を飼ったら避妊・去勢手術をしなくてはいけない、という知識も概念も弟は持っていないようでした。
それこそもう、大むかしの犬猫の飼い方?避妊も去勢もしないで自然に任せて、子どもが生まれたらどこかに捨てに行くという・・・
そういう飼い方しか、弟は知らないんだと思います。
わたしや弟が子供のころ、実家には犬も猫もいました。ですから弟は犬や猫と”暮らした”経験はあります。
でも大人になってから"自分で”犬や猫を飼うという経験はしたことがなかったのです。
ですから今どきの飼い方を知らないとしても、それはしかたのないことかもしれないんですけれども・・・
まぁでも、理由はともかく、『このままでは大変なことになる!』とわたしは直感。
わたしの脳裏に、テレビやYouTubeで見た「多頭飼育崩壊」の悲惨なようすが浮かんできました。
そこでやむを得ず、2年目に生まれた子猫たちはとりあえずみちのく家に。
- インコが襲われないための対策として、猫はケージで過ごしてもらう(そして細心の注意を払う)
- 不妊手術がすんだら、三匹とも全員もとの場所へ戻す。
という条件で、家族には了承してもらえました(結果的には、もとの場所へ戻すのではなく里親を探すことになりましたが)
それなのに、一匹をうちの子として残したいとわたしが言いだしたものだから、家族は反対したというわけです😅
家族が反対した理由 その2
- そのときみちのく家は経済的にきびしい状況だったから。
そのときからさかのぼって2年前、わが家に二匹いた犬のうち一匹を病気で亡くしました。
その子の病気の治療のために(みちのく家にとっては)かなりの金額のお金がかかったのです。
そのときのことが尾を引いて、経済的に苦しい状態が続いていました。
ですから家族が「こんな状態で、新たに猫を飼う余裕なんてないでしょ?」と言うのも、無理もないことだったのですが・・・
子猫を一匹残そうと思ったほんとうの理由
家族が反対するのにはもっともな理由がありました。
それでもわたしが子猫を一匹うちの子として残したいと思ったことには、ただかわいいからというだけではない、別の理由があったのです。
それは、わたしの年齢と関係があります。
そのときわたしは58歳。
二匹いたわんこの、残された子の年齢が12歳でした。
残されたわんこは何歳まで生きてくれるかな?15歳ぐらいまでは大丈夫?いや、もしかしたら20歳ぐらいまでがんばって生きるかも?
そう考えたときに、わたしは改めて気づいたのです。『わたしには、もうそんなに時間がないんだ』と。
残されたわんこが15歳まで生きてくれたら、そのときわたしは61歳。
がんばって20歳まで生きられたとしたら、そのときわたしは66歳です。
残されたわんこが生涯を終え、その悲しみがうすれて心に落ち着きをとり戻したとき、
『やっぱり、4本足の毛むくじゃらの生き物と暮らしたいっ!(笑)』と、わたしはそう思ってしまうかもしれない。
そのとき、61歳だったら?66歳だったら?
そこから15年~20年先。わたしは76歳から・・・最長で86歳です!
当然のことですが、犬でも猫でも飼ったからには最期(亡くなるとき)まで責任をもって面倒をみてあげたい、と思っています。
でももしそのとき、自分が80歳前後だったら?
はたして最期までちゃんと面倒をみてあげられるんだろうか?と考えると、とてもそんな自信はありません。
そうなったら、飼っている動物にも家族(おもに子ども?)にも迷惑をかけてしまいます💦
それはぜったいに避けたい!
・・・というのが、わたしが子猫を一匹うちの子として残したいと思った、ほんとうの理由です。
いま、この機会を逃したら、もう二度と猫を飼うチャンスなんて巡ってこないかもしれない。
自分の年齢を考えたら、これが最後のチャンスかも・・・。
そう考えたわたしは、自分のその気持ちを正直に家族に話しました。そして、なんとかOKしてもらうことができたのです。
でもまぁ、なんだかんだ言っても結局のところ、猫を飼うことにしたのはわたしのわがままです😅
死ぬまでにいちど猫と暮らしてみたい、と思ったわたしのわがままです。すみません🙇🏻♀️💦
家族に感謝です。ありがと~、夫よ、息子よ♡そしてうちの子になってくれた猫にも感謝♡
でも、「実家の物置で野良猫が子どもを産む」という”事件”が起きなければ、そんなことはまったく考えなかったんじゃないかな、と思います。
友人知人に片っぱしから
はいっ!やっと本題の里親探しのお話に入ります。すみません💦
子猫たちの里親を探すことになり、夫や息子たちも含め、家族総動員で思いあたる人に片っぱしから連絡をしてみました。
「ねえ、子猫もらってくれない?」と。
でも結果は・・・
夫もダメ、息子たちもダメ、そしてわたしもダメでした🙅♀️
え~、どうしよう・・・困ったなぁ。
えっ!もしかしてトライアルしてもらえる⁈
猫のもらい手を探しはじめてから3週間近く、まったく見つかりそうもなく焦りはじめていたみちのく家(というか、わたし)。
そんなとき、三男から朗報が!
三男の友人の友人の知り合いの人が(ややこしくてすみません💦遠い知り合いってことですね)笑、
「一日だけ猫を預かってみたい」と言っているというのです(うれしいけど、一日じゃ何もわからないんじゃ?…😅)。
「えっ⁈ホントに?ぜひぜひ、話を進めてもらって!」とおどり上がったわたしだったんですが・・・
三男に頼んで、ぜひお試しで子猫を預かってほしいと伝えてもらいました。すると、「またこちらから連絡します」と言っているとのこと。
わたしは『あ~、そうなんだ』と思って待っていました。でも、3日たっても4日たっても・・・一週間たってもなんの音沙汰もありません。
『え?どういうこと?なんで?』
三男にきいてもらっても、まだ何も返事がこないというのです。
しかたないので待ちました。でも内心はあせる気持ちが募ってきていて・・・
『早くしないと、子猫がどんどん大きくなっちゃう。大きくなったら、きっともらってくれる確率だってどんどん減っちゃうのに・・・💦』と。
そして、10日たちました。まだ連絡はありません。
わたしは、ある決心をしました。・・・(続く)
もし興味がありましたら、「大」の道のりパート5「譲渡会デビュー!」もお読みいただけるとうれしいです。
この記事をお読みいただき、ありがとうございました。
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【うちの猫「大」の道のりパート5】里親探し編②譲渡会デビュー! - アラカン、ゆるくがんばる
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【うちの猫「大」の道のりパート3】保護猫三兄妹の誕生だ~! - アラカン、ゆるくがんばる