桜子と梅子が無事、みちのく家から巣立っていきました。
里親を探し始めてから約3ヶ月が経っていました。
長かったです。わたしにとってはとても。
一度はあきらめた「桜子と梅子りょうほうを里子に出す」という希望がかなってホッとしたものの......
一方で、ひとり残された「大」のことが心配でした。
この記事では、「大」のその後について書きます。
「大」に変化が・・・
大の変化は、桜子と梅子がいなくなったその日から現れました。
大に現れた変化とは......
- 情緒不安定でおちつきがなく、ずーっとわたしたちの顔を見ている。
- 家族みんなに、ものすごく甘える。
- 猫じゃらしで遊んであげると、狂ったように、ムキになって遊ぶ。
- 今までやらなかったいたずらをするようになった。
「情緒不安定」
桜子と梅子がいたときは、ごはんを食べるとき以外はだいたい、三匹そろってまったりと寝て過ごしていました。
それが桜子と梅子がいなくなってからの大は、ほとんど寝ないのです!
落ちつきがなく、いつも起きていて、じーっとわたしたちの顔を見ています。
じーっとです💦
何かを訴えていたのかもしれません。
ねえ、いつ帰ってくるの?
そう言っていたのかなぁ...... 切ない😢
「甘え」
三匹いっしょにいたとき、大はそれほど甘えてくる子ではありませんでした。
三匹の中でいちばんの甘えん坊さんは梅子で、もうベッタベタでしたが、大はそういう子ではなかったのです。
いつもどっしり構えていてクール、そんな子でした(まだ子猫なのに😅)
その大が、ひとりぼっちになった途端、やたらと甘えてくるように。
ずーっとわたしたちの方を見ていて、常に「だっこ!だっこ!」とせがんできました。
その変わりように、ちょっとびっくり😳
「遊び方」
先ほども言ったように、大はあまり感情を表に出す子ではありませんでした。
それは遊ぶときにも言えることで、野生の本能むき出しでわれを忘れて遊ぶタイプではなく、
あとの二匹、特に梅子(←天真爛漫w)がパワー全開で遊んでる様子をちょっと離れたところから見守っている、という感じだったんです。
...... が、
桜子と梅子がいなくなってからの大は違いました。
猫じゃらしで遊んであげると、
狂ったように
ムキになって
大暴れして遊びました。
いままでと打って変わって全力で遊ぶ大。まるで人(猫)が変わったようw
わたしにはそれが、寂しさを紛らわそうとしてやけになって遊んでいるように見えて、なんだか健気で泣きそうになりました。
本当のところ(大の気持ち)はどうなのか、分かりませんけれども......
「いたずら」
桜子と梅子が巣立ってから2日後の朝、“事件”は起きました。
ケージに取りつけてある給水器をじっと見つめていた大。
その大が、数秒後にとんでもないことをやってくれたのです‼
給水器についているプラスチックのお皿に手を突っこんで、その手でグイッ、グイッと水を外へかき出した~ッ!😱
あ~、絵心があったらその図を描きたいんだけど、ムリ!残念⤵⤵⤵
どんな図か、なんとなく想像いただけるでしょうか?
もう、あたりいちめん水浸しです!!💦
いままで誰も、桜子も梅子も、もちろん大もそんなことをやったことは一度もありませんでした。
一時的なものかと思いましたが、ところがどっこい(笑)、一度おぼえた楽しい遊びはもう~、やめられません😅
目の前に水が入ったトレーがある限り、トレーが空になるまでやり続けます(はぁ~😥)
しかたがないので、水受けトレーがないタイプの給水器に変えました。いまもそうです。
そして考えた末に・・・
そんな、大に現れたいくつかの変化を見ているうちに、わたしは大が不憫でたまらなくなりました。
とくに遊び方に関する変化は、毎日見ていて辛かった。
大に起きたいろいろな変化を見て、わたしはとてもシンプルなことに気づきました。
それは「人間は猫の代わりにはなれない」ということ。しごく当然のことなんですけど(笑)
人間はどんなにがんばっても、
- 猫といっしょに階段をダーッと駆け上がれない
- 追いかけっこをしても追いつけない
- 狭いところにいっしょに入れない
- 高いところにいっしょにヒョイッと登れない
だから、
やっぱり猫の遊び相手は「猫」じゃないと務まらないということを、わたしは痛感したのです。
それで出した答えは......
大の遊び相手として新たにもう一匹、猫を迎え入れるということ。
そのときの経済状態では「一匹が精いっぱい」という理由で、さんざん苦労してやっと桜子と梅子二匹を里子に出したのに、
結局またもう一匹飼うの?...... と自分でも思いましたが、大があまりにも寂しそうなので(わたしにはそう見えたので)...... はい、決心しました。
あと二匹はムリだけど、あと一匹ぐらいならなんとかなるでしょ!って。
幸い、夫と息子たちからの反対もなく・・・(続く)
※「大」のお話はこれで完結できるかと思っていたのですが、またまた長くなりすぎたので2つに分けることにしました。パート9に続きます。
もし興味がありましたら、パート9もお読みいただけると嬉しいです。
【「大」の道のりパート9】はこちらです🔽
この記事をお読みいただき、ありがとうございました。