桜子と梅子が巣立ったあと、大に現れた変化を見てかわいそうに思ったわたしは、
大の遊び相手として新たに子猫を迎えることを決意。
しかし……
里親を探すときほどの苦労はありませんでしたが、なかなかどうして(笑)
自分が里親になるときもすんなりと簡単にはいきませんでした💦
里親を希望するも、断られ・・・
家族みんなが大賛成~\(^o^)/というわけではありませんでしたが、まあ、特に反対もされなかったので(夫は賛成でした)、
さあ、新しい子を迎えるぞ~!と意気込んだわたし。
ですが、なかなか思うようにはいきませんでした💦
桜子と梅子のときとは逆で、今度は譲り受ける側として猫の譲渡会に参加しましたが、結果は🙅🏻♀️
- 最初の保護猫団体→気に入った子が見つからなかった
- 2番目の保護猫団体→断られた
- 3番目の保護猫団体→断られた
とくに3番目の保護猫団体は以前、桜子と梅子を「譲渡する側として」二度参加させていただいたボランティア団体で、ある程度気心も知れている関係でした。
そのスタッフの中でいろいろ親切に相談に乗ってくださった方がいて、その方の勧めで、ある女の子の猫に決めました。
大より半年ほどお姉さん猫です。
その方が言うには、「大ちゃんの遊び相手として迎えるなら、体格差がありすぎると子猫の負担が大きいので、子猫はあまりおススメしません」ということでした。
それでその方の勧めに従って、そのお姉さん猫に決めたのです。
夫もその子を気に入ってくれて、夫と二人でウキウキしながら譲り受けるための手続きをしていったのですが......
手続きが順調に進んで、トライアルのためにその子をうちに連れてきてくれる日取りまで決まったところで、状況が急展開!!
わたしが「ケージで飼いたいんです」と伝えた途端、見る見るうちに責任者の女性の顔色が変わって行きました。
その方の言っていることはよく分かりました。確かにその通りだと思いました。でも……
そのあとはもう、長い沈黙。
はっきりと「お断りします」とは言われませんでしたが……
でもきっとそう言いたいんだろうなぁ…だけどなまじ、ある程度関係ができてるから言いにくいんだろうなぁ……
そう考えたわたしは、自分の方から沈黙を破って言いました。
もうね、しかたないです。すごくすごく残念でしたが、スッパリと諦めました。
その後その方は「今はちょうど子猫の時期だから、市の動物愛護センターにも問い合わせてみてはどうですか?そこだったらそんなにうるさいことは言わないと思いますよ」
と言って、『動物愛護センター』のパンフレットをくれました。
ほんのちょっぴり心残りはありましたが、夫とわたしはお礼のことばを述べ、譲渡会の会場をあとにしたのです。
それにしても、2番目の保護猫団体も3番目の保護猫団体も、断られた理由は「ケージ飼い」
そりゃあ確かに、自由に放し飼いのほうがいいに決まってるけど(それは否定しません)、
でもうちみたいに、どうしてもケージで飼わざるを得ない家庭もなかにはあると思うんだけどなぁ...... なんだかなぁ...... 。
市の動物愛護センターへ
3番目の保護猫団体で譲り受けを断られた翌日、さっそく市の動物愛護センターに問い合わせをしてみました。
すると「見学はいつでもオッケーですよ❤」とのこと。
それで数日後、夫とともに動物愛護センターに行ってみることに。
夫がちょこちょこ登場していますが…😅
実はみちのく夫、はじめは猫を飼うことに反対していたのですが、大たちが家に来てからというもの、すっかり猫にメロメロになって(もともと猫が嫌いではなかったので)、猫関連のことには大抵いっしょに来てくれるようになっていたのです(笑)
すると、いました、いました!かわいい子猫たちがいっぱい😍
ちゃんと猫専用の部屋が設けられていて、空調も効いている清潔な飼育環境でした。
その部屋で夫と二人、子猫たちを眺めていると、しばらくして担当の職員のかたが来ていろいろ説明してくださいました。そして…
人見知りで口下手な夫は何も答えません(笑)
そう言って勧めてくれたのは、サバトラの男の子と黒白ハチワレの女の子の兄妹猫でした。
(でもサバトラの男の子はもう貰い手が決まっているとのこと)
ということは…必然的に黒白ハチワレの女の子?
それが「小」との出会いでした。
体は小さいのにヒゲだけは妙に長くてりっぱで、鼻の下の白い部分に黒い点々がポチポチとある、なんだか顔のやかましい(笑)、そんな女の子でした。
センターに連れてこられたときは、まだへその緒がついた状態で目も開いておらず、推定生後2、3日だったそうです。
「小」の紹介記事はこちらです🔽
そこから約2か月間、離乳食が食べられるようになるまでミルクボランティアさんに育てていただいたので、
(つまり、野良猫生活はまったく経験していないので)、
とのことでした。
そこからまたしばらく、夫と二人で子猫のケージの前で「どうする、どうする?…やっぱり懐く子がいいよね?…うーん…」と悩んだ末に……
決めました!「この子を家族にする!」
結局、動物愛護センターに着いてから決めるまで、1時間も子猫部屋にいたじいとばあでした(笑)
こうして、規定に従って一週間のトライアルの後、「小」は正式にうちの子になったのです😆💕
生後2ヶ月の「小」を迎えて、お兄ちゃん猫としての「大」の生活が始まりました。
まとめ
桜子と梅子が山田さんちへ巣立って行き、あとに残された「大」にはいくつかの変化が。
そのあまりの変わりように驚き、大がかわいそうになったわたしは夫と相談して、大の遊び相手として新たに子猫を迎えることにしました。
2つの保護猫団体で「ケージ飼い」を理由に断られたものの、提案をいただいて市の「動物愛護センター」へ。
そこで出会った黒白ハチワレの「顔がやかましい(笑)」、生後2ヶ月の女の子。
わたしたちはその子を家族に迎え入れることにしました。
あれから三年半、いまも二匹の猫たちとの穏やかな生活は続いています❤
これまで、うちの猫「大」と「小」がうちの子になるまでの道のりについて書いてきました。
自分自身の備忘録としてどうしても形に残したいという、まったくもって自己本位な気持ちから書き始めましたが、文章にしてみるととんでもなく長い"道のり"になってしまいました💦
ここまで、このとりとめもない猫物語におつきあいくださった方がもしおられたなら、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました❤
この記事をお読みいただき、ありがとうございました。
【大の道のりパート8】はこちらです🔽
そもそもの、ことの発端はこちらです🔽